統治権否認令(王権喪失宣言,オランダ「独立宣言」):Plakkaat van Verlatinghe (少し現代風に Plakkaat van Verlatinge と書くこともある), Acte van Verlatinghe, (英語) Act of Abjuration |
1581年7月26日,ネーデルラントの全国議会(連邦議会)の発議によりハーグで開かれた集会で可決された,スペイン王フェリペ二世が暴政によりネーデルラントを統治する国王としての資格を失ったとする宣言.参加したのはホラント,ゼーラント,ユトレヒト,ヘルダーラント,フリースラント,フロニンゲン,オーヴァーエイセル,メヘレン,フランドル,ブラバントである. これはスペイン国王からの独立宣言であると言えるが,まだ共和国としての独立を打ち出したわけではなく,この文書でもフランスの王子アンジュー公の保護下にはいることが述べられている. また,この段階では南部ネーデルラントから離れてのオランダという単位が構想されているわけではなく,メヘレン,フランドル,ブラバントといった南部諸州もはいっていることに留意する必要がある. なお,翻訳についてはページ末尾の注記参照. |
低地地方の連合諸州の連邦議会より,本状により関係する各位にご挨拶申し上げる. |