「アメリカ人の手には武器が,心には勇気が備わっている.…町を破壊し,贅沢品を枯渇させたところで…大地と自由がある限り彼らは失ったものを嘆きはしないでしょう.…アメリカ人を再び我が国の懐に抱くために必要なのは,この種の法の撤回や羊皮紙に書かれた文書の撤回ではないのです.彼らのおそれを,彼らの怒りを取り除かねばならないのです.…強圧的な措置は,遅かれ早かれ撤回せざるを得ないでありましょう.できるうちに取り下げたほうが,そうせざるを得なくなってから取り下げるよりいかに得策でありましょうか.」 |
…このことを吉兆とみなさずにはいられません.…永久に我らの手を離れてしまったと思われたこの法案の差し戻しによって,我々はまさに今この時点で,この会期の初日と同じような自由な気持ちで,アメリカ統治の方策を選ぶことができるのです. |
上記の演説から六年後の1781年7月28日.独立戦争もいよいよヨークタウンで大詰めを迎えようとしている時期に,バークはノース首相について次のように書いている. |