エドワード・オブ・ランカスター(エドワード皇太子)の死

エドワード・オブ・ランカスターは1471年のテュークスベリーの戦いでエドワード4世やグロスター公リチャードのヨーク軍と戦って敗死した.
シェイクスピア版ではエドワードを殺害したのはリチャードということになっている.そのエドワードの妃がリチャードの妃となるアン・ネヴィルなので,リチャードは夫を殺した女に平然として求婚するという役回りになっている.
テューダー朝のもとではリチャードやクラレンスが手を下したとの記述がなされており,シェイクスピアもそれを取り入れている.しかし,同時代の文献からもエドワードが戦闘で,あるいはその直後の敗走の際に死んだことは間違いない模様であり,現在の歴史家にはリチャードの個人的関与は認められていない.


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