革命の世紀のイギリス〜イギリス革命からスペイン継承戦争へ〜

イギリス革命史・略年表
スペイン継承戦争とは
『ロンドン・ガゼット』でたどる名誉革命
「歴史文書邦訳プロジェクト」コーナー

オレンジ公ウイリアムの幼少時のエピソード
コンデ公とテュレンヌの出自と前半生についてのメモ
1672年8月20日ハーグの政変:スピノザの体験
哲学以外のライプニッツ
ユトレヒト条約後のダンケルク
スペイン継承戦争の戦後20年――ユトレヒト条約後の国際関係とハノーヴァー朝下のイギリス――

アーバスノット『ジョン・ブル物語』(第一部全訳)
ジョナサン・スウィフト『同盟諸国の振る舞い』
関連小説:『ヘンリー・エズモンド』
関連小説:『トリストラム・シャンディ』
歴史小説でたどる英国史(など)

17世紀のカレンダー(1640-1699)
18世紀のカレンダー(1700‐1727)


『イギリス革命史』

友清理士 著
『イギリス革命史(上)
オランダ戦争とオレンジ公ウイリアム』

(本体2400円;研究社)
友清理士 著
『イギリス革命史(下)
大同盟戦争と名誉革命』

(本体2400円;研究社)
概要(帯解説より):17世紀オランダの危機を救ったオレンジ公ウイリアム
名誉革命によってイギリスの王位につくオレンジ公ウイリアムは,ルイ14世のフランスに抗して戦ったプロテスタントの英雄だった.オランダに侵攻した未曾有の大軍を前に国土を水没させてまで戦い抜いたオレンジ公,そのオランダと海上で戦ったのちのイギリス王ジェームズ2世の両名の前半生を,清教徒革命から英蘭戦争,オランダ戦争といったヨーロッパ史の中に位置づけて描き出す.

概要(帯解説より):「名誉革命」の軍事的,政治的プロセスの全貌に迫る
無血革命として知られる名誉革命は一大軍事プロジェクトでもあった.イングランドの貴顕から来寇を要請されたオレンジ公ウイリアムの軍事遠征は,実行すればルイ14世のオランダ侵略を招きかねない危険な賭けだった.立憲君主制,内閣制度,金融システムといった面で近代イギリスの原点となった名誉革命の政治・軍事的な過程を,国内の議会政治,国際的な大同盟戦争という2つの視点を盛り込んで克明に描き出す.


目次
人名・地名・事項索引(原綴り付き)

『スペイン継承戦争』

友清理士 著
『スペイン継承戦争
マールバラ公戦記とイギリス・ハノーヴァー朝誕生史』

(本体4500円;彩流社)
概要(帯解説より):国際戦争としてのスペイン継承戦争
 本書は、マールバラの名を不滅のものにしたスペイン継承戦争の進行とともにイギリス国内の政治史についても紙数を割いている。
 イギリスの内政がスペイン継承戦争の進行に本質的な形で関わっているためである。フランスに対抗する同盟を資金的に支えていたのはもっぱらイギリスとオランダであり、そのイギリスでは、スペイン継承戦争とほぼ重なるアン女王の治世はホイッグとトーリーの党派抗争が熾烈をきわめた時代でもあった。戦費の承認のみならず、総司令官マールバラの地位さえもがこの党派抗争のゆくえいかんにかかっていた。戦場では不敗を誇ったマールバラは国内政治に足をすくわれるのであるが、その過程を抜きにしてスペイン継承戦争を語ることはできない。
 また、アン女王に世継ぎがなかったため、イギリスの王位継承をめぐって揺れた時代でもあった。名誉革命で王位を追われたジェームズ二世の息子はフランスでジャコバイトの亡命宮廷を構えていた。そして王位継承者と定められていたハノーヴァー家はイギリスの同盟相手でもあったため、イギリス王位の問題は同盟関係に関わる問題でもあった。その間にイギリスはイングランド・スコットランドの合併という大事件をも経ることになる。
 純粋に内政の観点からも、この時代は、議会と王権の関係、下院の優位性、内閣を率いる首相の地位といったものが確立していく非常に興味深い時期となっている。

目次
地図・作戦図の目次
固有名原綴り対照表




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